診療案内

一般歯科

虫歯とは?

虫歯は虫歯菌(ミュータンス菌など)の感染によって歯が溶ける病気です。歯の表面に付いたプラーク中の細菌は食餌中の糖分を栄養とし、酸を産生します。この酸がプラーク中に貯留し、エナメル質や象牙質を溶かします。その結果、穴となり、虫歯ができます。

虫歯の進行状態による分類

虫歯の進行状態を確認頂き、一刻も早い治療をお勧めします。

正常な歯断面

正常な歯断面

①C1(エナメル質の虫歯)

虫歯段階(C1)

歯の表面の虫歯で痛みはありません。
1日の治療で終了

②C2(象牙質の虫歯)

虫歯段階(C2)

象牙質まで進行
神経に近い虫歯です。この段階までに治療を! 治療に1~3日必要

③C3(神経まで進んだ虫歯)

虫歯段階(C3)

神経まで進行
神経を抜く治療が必要 。これにより、歯の寿命も短くなる 。
治療に最低でも4~5日必要
根尖病巣があると長引く場合もあります

④C4(残根状態)

虫歯段階(C4)C3でも治療せずほっておくと、やがて神経は死んで痛みは無く、歯冠の殆どが崩壊し歯の根が残っているだけとなる。

この時点では抜歯するしかなく、永久に歯を失う結果となります。必要によりブリッジや入れ歯・インプラント等で人工の歯を再建するしかありません。C1やC2の初期ではまだ痛みを感じません。また穴になった虫歯は自然治癒しません。定期健診による早期発見、早期治療が大切です。

歯周病(歯槽膿漏)とは?

「本当は虫歯よりもずっと怖い病気なのです」

  • 口腔内の歯周病原性細菌によって引き起こされる感染症です。
  • 歯の周囲に付着したプラーク(歯垢)や歯石が歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)に入り込み、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。
  • 痛みも無く、初期はそれ程目立った症状も出ずひっそりと進行するので、歯がぐらぐらするようになってから治療に訪れる方も少なくなく、残念ながらこの段階では手遅れとなっている事が多いのです。
  • 沈黙の病といわれ、持続的慢性炎症が長期間に及んで続きます。
    その結果、細菌は血管を通って心臓病や糖尿病など全身に影響を及ぼします。

歯周病の進行段階

正常な歯茎

健康な歯茎
正常な歯茎

①歯肉炎

歯肉が赤く腫れ 歯周病の始まり
歯肉炎

②歯周炎

歯周ポケットの中に歯石がつき、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けていく

重度歯周炎

歯が揺れる。歯槽骨の崩壊が進み最終的に歯が脱落する

歯槽骨が崩壊し歯が脱落する

まずは歯科医院でしっかりと原因のプラークや歯石を取り除かないといけません。その上で正しいブラッシングを行い、定期的な検診を含めて 歯石除去を継続していく事で歯周病の進行を予防していくことが大切です。

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